自分の夢は本気の夢か?70歳でめざすKONA

リタイアしてから始めたトライアスロン。この年齢になっても、長い距離でもやれるかもしれないとアイアンマンへの挑戦を狙っている。トレーニングと日々感じたことを記しておこうと思った。

アメリカでは普通にレースが開催されてるらしい…。

5月23日(日)

 緊急事態宣言で一週間前からスイムが出来なくなった。そのせいか、バイクとランの距離は伸びた。

 今週、ランは67.8㎞、バイクは286.2㎞だ。時間は先週と同じ合計17時間。なんとか、低負荷でも20時間やりたいと思うのだが、疲労がどっと来る日があり、力が入らない。

 決して時間を稼げばいいと思っているわけではないし、高強度でがんがんやれるとも思えない。ただ、フィジカルとメンタルの両方を保ちながら、もう少しトレーニング量を増やすことが出来れば、一皮むけることが出来るんじゃないか、という淡い期待を持っているだけだ。根拠はないけど。

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これまでの週ごとの練習時間

 現在の一週間のトレーニングは、バイク、ランともに20~30分程度、強度を上げた練習を週に一回。実走のロングライド、ロング走を週に一回。あと、あまり心拍数をあげずに(zone2)、1~2時間程度のZWIFTか実走でバイク、1時間のラン。2,3週間ごとに週10時間程度の週を作り、リカバリーとしている。

 

 アメリカの同じエイジの知人が5月初旬に開催されたユタ州のIRONMAN70.3に出場した。北米選手権である。9月の世界選手権も同じ場所で開催される。3000人以上参加し、65~69歳のエイジで50人参加だったそうだ。今年のIRONMANはアメリカでは当たり前に開催されてるようだ。コロナワクチンが普及しているアメリカはさすがである。

 アメリカはヨーロッパからの入国は現在認めていない。これが9月まで続けばヨーロッパからの参加は出来ないということになる。今年ユタ州で開催される世界選手権にはヨーロッパからかなり多く参加するはずだろう。フランスの知人にはIRONMAN本部から、2年後のノルウェーの大会に代えないか、という提案があったそうだ。

 私には来年のニュージーランド戦にしないか、という話しはなく、今年9月の参加者名簿に掲載されている。IRONMANは本気で開催するつもりのようだ。

 日本からアメリカにはPCR検査で陰性なら出国できる。しかし、帰国する際は成田近くのホテルで2週間隔離滞在するのが日本の今の決まりだ。

 公共交通機関を使わず、成田空港に自車を置いて、そこから自宅まで帰って自粛生活も出来るようだけど、拙宅は北海道だ。どうやって海を渡ればいいの?ウエットスーツ津軽海峡を渡るわけにいかんだろうし。

 私は高齢者だから、夏にはコロナワクチンを打ち終える。ワクチン打ったら隔離されることなく帰れる、というなら、アメリカに行くことも考えることにした。

 

 今週のトレーニングで、木曜日、バイク100㎞以上のロングライドをやろうとしたが、体調が思わしくなく、70㎞でやめてしまった。翌日には回復したので大したことなかった。疲労なのだろう。

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天気のいい日を選んだのに、不調。こんなこともある。

 このまま終わるのはどうもシャクに障るので、土曜の雨の日にZWIFTで長い距離を走ることにした。

 

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 いつも後半にタレる。ともかく「踏み込まない」で、パワーを一定にすることを意識した。150w、PWRは2.7~2.8w/kgだ。53kgと体重の軽い自分は、ZWIFTで参加する際にはPWRで2.5くらいを選ぶとちょうどいい練習になる。今回も2.5w/kgのライドがあったのでそれに参加した。ただし後半で油断すると下り坂で離され、そのまま千切られることがあったりするので気をつけなければならない。

 

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分析の内容。自分的にはこれほどパワーが一定なのは珍しい

 心拍数は1時間を過ぎたあたりから、少しずつ上がり始めたが、コントロールできる範囲だった。ペダリングでは、「ケイデンスは85程度、パワー150w前後、PWRで2.8w/kg、心拍数は130程度」を目標として参加したグループライドだった。どうしてもグループに付いていくため、時にはパワーをかけざるを得ないところもあったけど、おおむねよく出来た。この150wというパワーは、ハーフアイアンマンでの自分のターゲットパワーである。これを3時間続けることが出来るようにしたい。
 ZWIFTはパワー強化の練習になる。トライアスロンの練習がほとんどインドアという人もいる。ロードレースはパワー以外のシビアなテクニックが多く求められるが、トライアスロンヒルクライムではZWIFTの比重を上げて活用する人は多いようだ。

 

 ロングライドの翌日にロングラン、2時間半のLSD。2週間ほど前にこの程度の練習で殿筋をひどく痛めて落胆したところだが、先週の30㎞走、今回の22㎞走は翌日に軽く疲労感がある程度だった。今までロング走で必ず感じてた踵の痛み、足指の縮こまりの痛み、殿筋の張りはシューズを代えて軽減された。シューズのレビューはいろいろあるけど、結局のところ自分で履き試ししないと分からないものだ。歳とって、けがや疲労には人一倍神経質に気を遣うようになった。

 シューズといっても頻繁に変えるほどの財力はない。もっぱらフリマアプリを活用し、定価の半値以下で購入する。新発売のものでも、数10㎞も走っていないシューズを買う。通常は1年落ちで半額くらいになる新品を購入するが、最近、ランの前の全身を見渡すと、ほとんどフリマアプリで購入したものばかりとなった。