自分の夢は本気の夢か?70歳でめざすKONA

リタイアしてから始めたトライアスロン。この年齢になっても、長い距離でもやれるかもしれないとアイアンマンへの挑戦を狙っている。トレーニングと日々感じたことを記しておこうと思った。

ホカのクリフトン9、深部体温センサー、腰ベルトを30K記録会で試してみた

3月27日

 ひと月前の大阪マラソンでは4時間18分という失意の結果だったが、それ以上にがっかりしたのは、レース3日後から、激しい腰痛に悩まされたことだった。筋肉痛から解放された後は、痛みが出ない程度にトレーニングしたけど、満足なトレーニングが出来ない事にイライラした。

 なんとかならんかなぁと思い、色々調べてYoutube などで紹介されていた「腰ベルト」を購入した。

 なんの変哲もない、ただのベルトだ。

CMの一コマ。3000円ちょっと。

 なんだ、こんなのならゴムのチューブ巻いてるのと大差ないな。とは思ったものの、ランニングにはすこぶるいい。腹圧がしっかりかかるのだ。そのせいか、腰の痛みをさほど感ぜずにすむ。腹がキツイと感じるのはしょうがない。

 早速、30Kの記録会で試すことにした。

 

 もうひとつ試してみたいことがあった。

 ホカの「CLIFTON9」を手に入れた。アイアンマンで使うことを考えている。

クッション性、安定性ともに抜群。

  ふだん、10k程度のジョグをするのだが。実に快適。靴底がかたく感じると、ひざや腰への負担や疲労度が高まる。着地が柔らかい。まだまだ走っても疲れないな、という気になる。私のような高齢者には足に優しく感じる。これまでも20数年、色々な靴を試した。ソールが柔らかいと安定感がそがれ、かかとのぐらつきが気になるのだが、それもない。

 それとロッカー構造(靴の底がフラットではなく、大げさに言えば丸くなっていて、自然と体重を前にかけやすい。)が着地点が多少ずれてもその恩恵を受けれる。

 

 これまで他社のロッカー構造をウリにしたシューズを3足ほど試したが、そのシューズは母指球より1,2㎝足の中心部にロッカーを感じさせるコロンとした隆起を感じる。

 この隆起を乗り越えるように着地出来るうちはいいのだが、フル後半でフォームが崩れ、疲れが出てきて、身体が落ちたり、後傾したりし始めると、この隆起はじゃまになるのだ。一歩足を踏み出すたびに、足裏にミッドソールに入っているであろう隆起したかたい部分を感じるのだ。

 実は昨年夏のミドルのトライアスロンで、走っているうちに足裏が痛くて(小石でもはさんだかな。)と心配になったことがある。あまり痛いので脱いでシューズの中やソックスを点検したが、なんでもない。1分以上無駄にした。

 この痛みがなんだったのかわかったのは、冬場で体育館のランニングコースを走った時のことだ。体育館のコースの床はフローリングで、外のような傾斜があったりでこぼこがあったりなどはない。そのせいか、シューズの状態がよくわかるのだ。この時に、(あ、ロッカー構造というのは、母指球後ろに硬い突起というか隆起があって、それを乗り越えることで前に進めるようになってるんだ。)と分かった。

 ところが、フォームがきちんとミッドフット着地していないとロッカー構造の恩恵は受けられないのではないか。かかと着地している人も少なからずいる。かくいう私も疲れてくると腰が落ちて、きちんとしたフォームはとれていない。これじゃ、ロッカー構造のメリットは生きてこない。

 

 ホカのシューズにはその心配がなかった。足裏全体で、どこに着地してもロッキングチェアのようにコロンと前に転がってくれる。それも極端ではなく、優しめに。

 アイアンマンのような、最後のランでヘトヘトになって走る時に効果を感じることが出来そうだ。今年の9月の韓国アイアンマンで使おう。

 私のような、フルマラソン4時間オーバーの人間にはレースシューズとしてもすこぶるいいと今回の30K で感じた。なにより、ケガの予防、トレーニングを増やすことが出来ることを考えれば、普段履きとしても多少値段は高いが買う価値はある。

 ひと月前の大阪マラソン以来、腰痛やらで十分走りこめていなかったが、30K をK5’30ペースで走りきれたのだ。前日にバイクで2時間半しごかれた後だったけど。

 

寒かった。気温2℃とあるが、5℃くらいはあった。風も強い。

 k5’30のペーサーについて最後まで行けたが、残り5kはやや苦しかった。このペースでフルは最後までいけないかもしれない。走り込みが足りないかな。

 

 気温は5℃程度でも深部体温は40度になる!

 最近、ZWIFTで深部体温の変化を見ている。「シンブタイオン」とは体内の温度で、それを計測しコントロールし、鍛えることで、暑熱順化を図り、熱中症などの予防に役立てるものだ。これにはCOREというセンサーを使う。心拍計と一緒に使う小さなものだ。

トライアスロンではブルンメンフェルトが使って話題となっていた

 どうやら暑熱順化ばかりでなくトレーニングにも効果的だそうだ。

 心拍数はほぼ常時意識するけど、体温までは考えていない。そこで今回は気温が5度にもならない、30kの記録会でペース走したときにどうなるか実験した。

緑の線が深部体温、赤は心拍数。

 走り始めて1時間も経たないうちに、体温は危険区域の40℃になってるのだ。39.4℃以上は暑熱順化のトレーニング域なのだ。外の気温は5℃にもならない、北海道の浅い春。風も冷たい。額は汗ばんだ程度だけど、それでもずいぶんと体の中は熱くなってるのだなぁ。

 

 最近ひと月のトレーニン

大阪マラソン後は休まざるを得なかったが、ようやくトレーニング量をもどしてこれた

 

負荷的に30K記録会、前日のZWIFTミートアップがかなりハードだった。

やるかやらないか迷ったら、「やる」。
 完全に治っていない腰痛、ここ1週間ののどの痛み、来週からルミナの合宿で千葉に行くから、今回の苫小牧30kはやめようかな、と弱気になっていた。

 でも、やってよかった。